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ブログ 弥生 令和六年~横須賀美術館/観音崎公園で、自らの還暦を想う。 2024.03.15
先日、「建築家のノーベル賞」と呼ばれるプリツカ―賞に日本人9人目の受賞者として、「建築を通じたコミュニティ創出」が評価され山本理顕氏が表彰された。彼の代表作のひとつである横須賀美術館(市制100周年を記念し2006年7月築)で、この日還暦を迎えた心境を語りたい。
敷地は、後ろ三方を観音崎公園の自然の森に囲まれ北東が東京湾に面している。建物は、「地形を利用して景観と建物とを一体化させたい」とのコンセプトと塩害対策から、ボリュームの半分を地下に埋めた低層建築。外部に面した本館展示棟は、ガラスと鉄板によるダブルスキン(二重被膜)として、外皮に錆や経年劣化が少ないガラスを採用し、内皮に溶接した鉄板で開けられた丸穴の大きさや数で光の量を調整している。
また、横須賀美術館は、日本の「絶景美術館トップ5」に足立美術館(島根県安来市)、ベネッセアートサイト直島(香川県直島町)と共に選ばれ、またNPO法人地域活性化支援センターが2006年から認定した「恋人の聖地」にもなっている。
美術館背後の観音崎公園は、歴史的には200年以上前から江戸湾警護のための船見番所や台場が設置され、その後日本初の洋式灯台が点灯、東京湾防備の要塞であり49年前に約70haの県立都市公園として開園された。
この歴史ある場所で、改めて自らの還暦を想う。振り返れば、
東京都中央区日本橋の呉服屋の次男坊として生まれ、
幼少から10代は、埼玉県草加市で学生時代を過ごし、近所のガキどもを引き連れて遊ぶ。
20代は、社会人として東京都渋谷区でスタートし、その後の人生の転機となる広島県広島市に3年間転勤で住み、30歳を前に妻と出会い結婚、その後の転職先の経営陣と夢を語る。
30代は、仕事はそこそこに子育てに励む。近所のガキどもも息子達とまとめて面倒をみる。40歳を前に新たな機会を広島時代の取引先に導かれ転職を決断。
40代は、国内、海外含め地球7周ほど出張し仕事に没頭しながらも地域の文化や多様性を学ぶ。50歳を前に独立起業を決意。
50代は、40代で視野が広がり田舎のない僕は多拠点居住を夢見ながら、マイペースで自身の社業を構築する。60歳を前に息子が結婚、義娘が出来る。
そして今日で満60歳、今年で社業丸10年、横浜に住んで丸30年。
大きな病気もなく健康でいられたのは、親のおかげであり感謝の限りである。またいつも自分のやりたい事を奔放にやらせてくれた家族には心から御礼を言いたい。私自身は人生妥協なく、常に向上心と探究心を持って生きてきた。そしてこれからも、元気に皆様と社会と関わっていきたいのでよろしくお願い致します。
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