私がプロデュースした過去の不動産事業についてテーマごとに
お話しさせていただいた「インタビュー」、現在の不動産市場に
ついての所感やプライベートな活動を書き綴った「ブログ」、
最新の活動状況についてのお知らせ「インフォメーション」と
いったコンテンツを用意しています。ぜひご覧下さい。
ブログ 師走 令和五年 建築家 藤本壮介さんとの出会い 2023.12.22
藤本壮介さんは、私が紹介するまでもなく世界的に有名な建築家で、2004年JIA新人賞、2008年日本建築大賞受賞した以降、世界を活躍の舞台とする。最近では麻布台ヒルズのペースギャラリー東京を2024年春開業、2025年開催の大阪関西万博会場のデザインプロデューサー等、国内外を奔走している。
海外で特に印象的な作品は、ハンガリーの首都ブタペストにある公園内の音楽ホール・博物館(2021年築)とフランスのモンペリエのラルブル・ブラン113戸の集合住宅(2019年築)。日本ほど建築規制が少ないようだが、造形的にも発想的にもとてもユニークだ。
国内では、太宰府天満宮仮殿(2023年築)やユニクロ心斎橋店(2010年築)や横浜ベイサイド店(2020年築)など多様な用途を作り出している。周辺環境を巧みに取り込み、造形美に溢れている。
直島パヴィリオン(2015年築)は私が昨年7月に撮影したもので、8年経過した今でも街(香川県直島町)のアクセントになっていた。また、彼は私が用意した色紙と著書「建築への思索 世界の多様さに耳を澄ます」TOTO出版(2019年刊行)に快くサインと撮影に応じてくれ、写真の笑顔そのままの温厚で穏やかな人物であった。
さて、2025年開催の大阪関西万博会場のデザインプロデューサーとして、建設費高騰による事業予算超過や海外パヴィリオン誘致の遅延など外部要因で余計な課題も多く、ご苦労も多いようだがなんとか頑張ってほしい。55年ぶりの大阪での国際博覧会開催で、少なからず楽しみにしている方も大勢いるのだから、もちろん私もそのひとり。
最後にこの場を提供してくれたのは、株式会社フレームワークス代表の久保憲一さん。彼との出会いはもう15年前になる。立川市の複合施設「GREEN SPRINGS」開発で多摩信用金庫の本店本部ビルのプロジェクトマネジメントをご紹介頂いたのは彼である。彼はアトランテと同時期に独立して月1回の勉強会を継続しているが、記念すべき100回目の講師が彼の母校東京大学同級生、同研究室の藤本さん。重ねて久保さんにもこの出会いを頂き感謝いたします。
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