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インフォメーション 大分県由布市に由布院最大級温泉旅館ホテル『界 由布院』新規開業 2022.07.30

この度、アトランテ株式会社(東京都港区 代表取締役:田中扶美男)は、2018年より前所有者から土地売却を依頼されて以来、売買の仲介及び売却のための事業化立案及び都市計画法第29条開発許可取得等のプロジェクトマネジメント業務の一部を担当しましたホテルが本年4月新規完成し、同8月3日に株式会社星野リゾート(長野県北佐久郡軽井沢町 代表:星野佳路)運営により開業する事をご報告致します。




本ホテルは、『界』ブランドとして全国で21番目の新規開業となり、九州では阿蘇、霧島、別府についで4ヶ所目の施設となる。
全国2位の湧出量と温泉数を誇る由布院温泉において、古き良き温泉旅館集落として「由布院憲章」により守られてきた地に、客室45室(離れ5室含む)の地域最大規模の温泉旅館ホテルの誕生です。
田園風景の四季と奥座敷の風格を感じることが出来る施設となっている。



本ホテルのコンセプトは、”棚田暦で憩う宿”として、約8haの敷地中央に新規で造成した棚田のうねりの連なりを囲むように客室棟や共用棟を配置。共用棟には棚田を見下ろす縁側をつくり居心地の良いテラスを提供。また、共用露天風呂は東の方角に豊後富士と呼ばれる由布岳を望む。




日田杉や竹すだれ等ご当地素材をちりばめたレストランやライブラリーで棚田ビューを楽しめる。外部には町の中心である金鱗湖を望む方角に「朝霧テラス」と称したヨガ空間を設けた。




客室棟は4棟の3階建と離れ5棟で構成され、散策路のような回遊性のある空間を演出。客室は6タイプで48-65m2 。客室毎に三種類の眺望(棚田 、くぬぎ林、灌木庭園 )を楽しめ、露天風呂も配備。
また、家具や照明は建物を基本計画した隈研吾都市設計事務所オリジナルデザインで、ご当地素材により制作され特にソファは座り心地含め見どころ満載。
大分にお越しの際は、老舗の由布院御三家とはまた違った趣きの本ホテルをご覧いただき、コメントいただければ幸いです。
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