私がプロデュースした過去の不動産事業についてテーマごとに
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ブログ 卯月 令和三年〜長野県安曇野市から白馬村まで『安曇野アートライン』エリアマネジメント 2021.04.27
北アルプスの麓に、南は安曇野市から大町市を経て北は白馬村まで約50kmに19の美術館・博物館・公園が点在する道。北アルプスの山並みと街並までもがアートとして独自の景観を成している。40年前の学生時代にスキーに明け暮れた大好きな街が、20数年前から文化・芸術・地域への貢献活動を継続して魅力あるエリアへと変貌していることに感動する。
北アルプス展望美術館【池田町】-1994年:別名「信濃富士」と呼ばれる有明山を正面に、北アルプスのすそ野に広がる安曇野の田園風景が一望できる高台に建つ美術館。
残雪の白馬三山(白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳)と姫川。
野平の一本桜【白馬村北城】:見晴らしの良い高台の集落に静かに佇む白馬村の名峰を一望できる絶景スポット。
碌山美術館【穂高】-1958年開館:近代彫刻家・荻原守衛氏の作品を保管・公開するため約30万人の寄附を集めて開館。高村幸太郎氏等の友人や氏の系譜に連なる彫刻家の作品を4つの展示棟で紹介。
安曇野ビンサンチ美術館【穂高】-2012年:移住者である北山敏・早苗氏の森の中のアトリエ兼展示室。
TRIAD IIDA-KAN【穂高】 -2000年:現代彫刻家・飯田善國氏の作品を展示。槙文彦氏設計の自然光が取り込まれた明るく個性的な展示空間。
安曇野山岳美術館【穂高】 -1983年:山岳絵画の先駆者・安達源一郎氏を中心に「本格的な山岳絵画」を鑑賞できる美術館。
安曇野ちひろ美術館【松川村】-1997年:絵本作家いわさきちひろ氏の作品に留まらず世界の絵本作品にも出会える美術館。内藤廣氏設計の建物は安曇野の自然に溶け込む。周囲の5ha超の公園内には『窓際のトットちゃん』の世界を再現した広場が拡がる。
大町温泉郷:今年開通50周年の立山黒部アルペンルートの長野県側の玄関口。
企画展では、「異種四人展」を主催した 塩入久氏の木版画『風光る(大町)爺が岳・鹿島槍・五竜岳』が秀逸。ご本人から丁寧なご説明を頂いた事に感謝です。
各施設が北アルプスの山並みを借景として点と点で結びつき、面となった見事なエリアマネジメントに感動しました。変わらない風景と継続発展する施設の融合で、財団をはじめとした地域関係者の方々に御礼と共に引き続き応援したいと思います。
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