Who is the man

私がプロデュースした過去の不動産事業についてテーマごとに
お話しさせていただいた「インタビュー」、現在の不動産市場に
ついての所感やプライベートな活動を書き綴った「ブログ」、
最新の活動状況についてのお知らせ「インフォメーション」と
いったコンテンツを用意しています。ぜひご覧下さい。

ブログ 長月 令和二年〜我が故郷『埼玉県草加市』に対して何か出来ること 2020.09.28

長月 令和二年〜我が故郷『埼玉県草加市』に対して何か出来ること 私は物心ついた頃から四半世紀、ここに住んでいた。したがって、学生時代と社会人初期の頃はここで育ち、親は今も住んでいる。草加を離れて同じく四半世紀超を横浜で過ごしているが、古き良き草加は紛れもなく『私のDNAを育んだ街』である。50を過ぎて改めて、この街に何か恩返しが出来ないだろうか?と考えてみようと思う。

 
草加市は埼玉県南東部に位置し都心まで15km圏にあり、埼玉県下で6番目の人口25万人超の東京に通勤通学する「埼玉都民」が多く宿場町の面影を残した住宅地。江戸時代、日光街道で江戸から2番目の宿場町「草加宿」として栄えた。 産業的には草加せんべいはあまりにも有名だが、皮、染め物も盛んであった。

  
旧日光街道と綾瀬川沿い全長1.5kmに634本の松並木「草加松原」そこにかかる「百代橋」「矢立橋」は草加のシンボル。かつて舟運で隆盛を極めた綾瀬川、札場河岸。現在は船着き場の石段を復元した公園として整備され、埼玉県産の杉、檜で造られた五角形望楼も建てられている。

    

きっかけは、今夏に中学校の同級生(現在も草加在住)からのメールだった。「『都市再生推進法人』として草加市が民間会社を指定する」との内容が草加市の広報誌に掲載されていたとのこと。せっかくなので市役所に問い合わせてみると担当者に会うことになり、会ってみるとこれ以外の話題で盛り上がり、話題のひとつNPO法人『今様草加宿』の定例勉強会があると聞き、先日参加してみた。8つの部会で構成され、「歴史・文化・観光・賑わい等を共創する街」を空間プロデュースすることを目的として活動中。


そのうちの一つが遊休不動産を活用したリノベーションまちづくり。空き家や空き店舗をカフェやベーカリー等に改築して展開しているが、残念ながら面的な繋がり不足は否めない。ハードでは街灯やサイン、道路面の舗装での一体感の演出等まだ工夫の余地はありそう。ソフト面では、各店で使える仮想通貨やポイント制等、住民に定着するサービスは出来ないだろうか。

老朽化した草加文化会館や市民体育館エリアの再構築やまつばら綾瀬川公園の活用、地元企業や獨協大学との産学連携等、未来の草加に一石を投じたい。まだ、私自身は入口についたばかりだが今までの知見やネットワークを活用して応援したいと考える。

▼今様草加宿のまちづくり
http://www.imayo-sokasyuku.com/html/vision.html

★ご興味をいただけた方は、弊社ホームページも併せてご覧下さい。
▼アトランテ株式会社
http://www.atlante.co.jp




新着記事

  • ブログ 神無月 令和六年~長崎県長崎市 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館にて過去から未来を想う 2024.10.31

    神無月 令和六年~長崎県長崎市 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館にて過去から未来を想う

    ここは、広島に続き長崎に投下された原子爆弾による死没者に対して国が追悼の意を表し、恒久の平和を祈念する ため、長崎平和公園内に2003年に建設された。追悼空間は地下でありながら、天空より「光」を取り込んだ明るい空間となり、過去の追悼と共に未来の平和を祈る場となっている。

    続きを読む
  • ブログ 長月 令和六年〜東京都港区 キリスト教会建築から学ぶもの 2024.09.23

    長月 令和六年〜東京都港区  キリスト教会建築から学ぶもの

    1859年開港により宣教師が来日し宣教活動が再び始まり、165年間に祈りの場が作られ現代に受け継がれている。今では全国で7.1千教会堂が建てられ人口10万人当り5.6箇所(全国鉄道駅の3/4)の場があるが、教会の基礎知識やマナーを知る事で地域のより多くの集いの場となる事を願う。

    続きを読む
  • ブログ 葉月其の弍 令和六年〜フランス各地の歴史や文化、建築に触れる旅〜番外編 2024.08.12

    葉月其の弍 令和六年〜フランス各地の歴史や文化、建築に触れる旅〜番外編

    先月の渡仏紀行にあたり、東京から第一目的地ニースへの直行便がないためオランダ・アムステルダム経由で行くはずが、実は航空機の到着が遅れ丸一日アムテルダムでの滞在となった。「travel」の語源が「trouble」らしく、旅はトラブルがつきものと割り切り予定外の一日を楽しむことにした。

    続きを読む