Who is the man

私がプロデュースした過去の不動産事業についてテーマごとに
お話しさせていただいた「インタビュー」、現在の不動産市場に
ついての所感やプライベートな活動を書き綴った「ブログ」、
最新の活動状況についてのお知らせ「インフォメーション」と
いったコンテンツを用意しています。ぜひご覧下さい。

ブログ 霜月&師走 平成三十年〜岩手県岩手郡雫石町『生涯活躍のまち』先行事例に見る『日本版CCRC』の現状 2018.11.11

霜月&師走 平成三十年〜岩手県岩手郡雫石町『生涯活躍のまち』先行事例に見る『日本版CCRC』の現状 先日、かねてからお誘いいただいていた雫石に伺いました。総面積は東京23区とほぼ同じ、人口1.7万人弱で、人口密度は0.2%弱。東京から乗り換えなしで秋田新幹線で2時間半、アクセスはスムーズでストレスなく到着。 30万人都市盛岡市から西へ16km、車で約25分。そこには、地域の産業で働く移住者の方々の笑顔がありました。

   
国指定重要文化財全21棟が点在する明治中期から日本最古の酪農場である小岩井農場で夏場はガイドで、冬場は1993年アルペンスキー世界選手権が開催された雫石スキー場で働く女性。また、牧場と岩手山など1,000m級の山々を遠望出来ることでドイツから移住してきた初老の男性。

   
県内シェアNo.1の備長炭(白炭)を手作り石釜で生産する働き盛りの男性。牧場で馬や牛の飼育をしながら流鏑馬に興じる若年女性。東京の広告代理店を脱サラして、盛岡市内への雲海や満天の星が見える高台にペンション経営を開始したご夫婦。皆、ここの暮らしに満足してると言う。

     
一方で、平成26年から地方創生を旗印に日本版CCRC構想を全国7つの先行事例の一つここ雫石町は、小岩井農場に隣接した14haの町有地が『生涯活躍のまち』の舞台。今年地域交流センターが完成し、来年にはサ高住70戸が出来るというが、周辺はまだまだ何もない荒地といった感は否めない。今年7月に町と連携協定したナイス株式会社の手腕に期待します。

果たしてどういった形で移住者を誘致出来るか?施設計画の進捗もさることながら、移住ストーリーはなかなか見えてこない。
例えば、健康と学習と観光などを組み合わせ、まさに生涯活躍出来る仕掛けを作ることで人が集まるのではないだろうか。


★さらにご興味をいただけた方は、弊社ホームページも是非ご覧下さい★
▼アトランテ株式会社
http://www.atlante.co.jp 

新着記事

  • ブログ 神無月 令和六年~長崎県長崎市 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館にて過去から未来を想う 2024.10.31

    神無月 令和六年~長崎県長崎市 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館にて過去から未来を想う

    ここは、広島に続き長崎に投下された原子爆弾による死没者に対して国が追悼の意を表し、恒久の平和を祈念する ため、長崎平和公園内に2003年に建設された。追悼空間は地下でありながら、天空より「光」を取り込んだ明るい空間となり、過去の追悼と共に未来の平和を祈る場となっている。

    続きを読む
  • ブログ 長月 令和六年〜東京都港区 キリスト教会建築から学ぶもの 2024.09.23

    長月 令和六年〜東京都港区  キリスト教会建築から学ぶもの

    1859年開港により宣教師が来日し宣教活動が再び始まり、165年間に祈りの場が作られ現代に受け継がれている。今では全国で7.1千教会堂が建てられ人口10万人当り5.6箇所(全国鉄道駅の3/4)の場があるが、教会の基礎知識やマナーを知る事で地域のより多くの集いの場となる事を願う。

    続きを読む
  • ブログ 葉月其の弍 令和六年〜フランス各地の歴史や文化、建築に触れる旅〜番外編 2024.08.12

    葉月其の弍 令和六年〜フランス各地の歴史や文化、建築に触れる旅〜番外編

    先月の渡仏紀行にあたり、東京から第一目的地ニースへの直行便がないためオランダ・アムステルダム経由で行くはずが、実は航空機の到着が遅れ丸一日アムテルダムでの滞在となった。「travel」の語源が「trouble」らしく、旅はトラブルがつきものと割り切り予定外の一日を楽しむことにした。

    続きを読む