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ブログ 皐月 令和八年~北海道上士幌町 旧国鉄士幌線廃線 鉄道遺構めぐり 2026.05.20

皐月 令和八年~北海道上士幌町 旧国鉄士幌線廃線 鉄道遺構めぐり 士幌線は、十勝北部の農産物や森林資源搬出のために開通した帯広駅から終点十勝三股駅までの78km20駅をつないでいた。しかし、森林資源の枯渇と国道の開通で1978年12月に糠平ー十勝三股間20kmが休線、JRになる直前の1987年3月に全線が廃線となり、63年の歴史を閉じた。

とりわけ、上士幌から終点十勝三股間は北海道でも屈指の山岳路線で、音更川とその支流を何度も渡らざるを得ないため、コンクリート造 のアーチ橋梁群が今も12橋(戦前戦後合計で当時49橋建設)が残っている。
2001年には北海道遺産に第1回で選定されて、広く道民に知られるようになった。

左は三の沢橋梁(全長40m、1955年完成) 、右は第五音更川橋梁(全長109m、1938年完成)
 

中でもタウシュベツ川橋梁(11連全長130m、1937年完成)は、糠平湖の水かさが増える6月から湖面に沈み始め、8月から1月頃までは湖面に沈んでいるため、日本で唯一の「幻の橋」と言われている。
橋梁の奥に見えるクマネシリ連峰は、「東大雪の鋭鋒」と呼ばれる残雪ニペソツ山(標高2013m)をはじめとした美しい稜線で橋を引き立てている。
 

2003年9月の十勝沖地震(M8.0)の影響や半年を湖面下にいるため経年劣化は著しく、いつまで橋がつながった状態で見る事が出来るかと思い、今回の道東の旅のメインイベントとなった。
古代ローマの水道橋を思わせる崩れかけた橋やダム湖の底に沈むトドマツ畑は幻想的であった。
  

旧国鉄幌加駅は、美しい白樺林の中にひっそりとただずむ。往時は約80軒の建物と約350人が住んで賑やかな町を形成していた。
  

ぬかびら源泉郷にある旧国鉄糠平駅は、上士幌町鉄道資料館として集客しており、屋外には当時の列車と今年最期の桜が残っていた。
  

以上の東大雪アーチ橋梁等の鉄道遺構の主な認定は以下の通り。
1999年 国の登録有形文化財に登録(2003年、2017追加年追加登録)
2001年 北海道遺産に第一回選定で認定
2006年 ヘリテージ100選に選定
2009年 経済産業省の近代産業遺産続33に認定

最後に番外編として、同時期に廃線となった旧国鉄広尾線(帯広駅から南下し約84km17駅)、昭和の時代の大定番として幸福駅をお届けして、この旅の報告を終える。
こちらは今でも年間20万人超の観光客が訪れる帯広市を代表する観光スポット。
   

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