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ブログ 如月 令和八年〜埼玉県秩父市 レトロ建築の聖地へ 和洋館立ち並ぶ近代建築の街を行く 2026.02.01

如月 令和八年〜埼玉県秩父市 レトロ建築の聖地へ 和洋館立ち並ぶ近代建築の街を行く 関東の各私鉄が都心のターミナル駅と郊外の住宅地を結んでいるように、観光・保養地とも繋がっている事を意識したことはあるだろうか?小田急は箱根へ、東武は日光へ、京急は三浦へ、そして西武は秩父へと続く。意外なことに秩父は他エリアとは違い、往時を偲ばせる近代建築の街であった。

 

   
秩父の歴史は古く、奈良時代には日本最古の流通貨幣「和同開珎」の原料となる銅を産出し「秩父夜祭」で有名な秩父神社を中心に栄えた。江戸時代には養蚕と「秩父銘仙」絹織物で栄え、秩父往還(街道)の宿場町として江戸への物資輸送の拠点でもあった。近代では、武甲山から産出される石灰岩を原料としたセメント産業が発展し、近代日本のインフラ整備に貢献した。

   
秩父鉄道「御花畑」駅から「番場通り」を秩父神社へ向かうと、レトロ建築の交差点に出会う。大正から昭和初期に建てられた建築群で、左からカフェ(当時はたばこ屋)、洋食屋、旅館(登録有形文化財)、肉屋が並ぶ。

   
メインストリート「番場通り」界隈には、昭和初期に建てられた築100年前後のハイカラな洋館建築が当時のまま病院、診療所として利用されていることは驚き。

 
一方、「番場通り」から離れたところには、和風建築が店舗兼母屋+土蔵として散見される。

  
連続するノコギリ屋根が残るかつての織物工場の遺構。歴史的建造物の調査・保存・再生家の渡邉義孝先生から即興図解で建物のディテールを解説いただいた。 

   
立春前の訪問であったので、日頃の感謝と本年の祈祷として秩父三社巡りを実行。まずは日本三大曳山祭及び日本三大美祭で有名な「秩父夜祭」開催、秩父の総社としての「秩父神社」に始まる。次に標高1,100mの関東屈指のパワースポットで、約1900年前に日本武尊が創祀した「三峯神社」へ。

  

   
最後は秩父鉄道に乗り長瀞駅で下車。一の鳥居から長い参道を経て本殿まで歩くこと15分、神武天皇を祀る「宝登山神社」へ。

   
この時期でしか味わえないちちぶ三大氷柱めぐりのひとつ「あしがくぼの氷柱」。高さ30m、幅200mに渡り幻想的なライトアップ。
幼少期から20年強過ごした埼玉県南東部からは『近くて遠い』存在であった秩父は、現人口5.4万人とは思えない歴史と文化、産業に富んだ街で、建築的にも見どころ満載であった。



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